テーオーハリケーン（2003年生、母ハリケーンキャット）

テーオーハリケーン（2003年5月8日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時13歳）と交配したハリケーンキャットが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は森永牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方7戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の一般C16。

経歴

デビュー前

角田輝也厩舎（名古屋）へ入厩。

4歳（2007年）

5月7日、デビュー戦は安部幸夫騎手を鞍上に据えて、一般C27（名古屋ダート1300m 晴/不良）に出走。馬体重は486kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のニシノコクリュウに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月23日、中1週で迎えた2戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプレミアファーストに6馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

6月6日、中1週で迎えた3戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のブルーノーザーに2馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

6月20日、中1週で迎えた4戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のヒルノラポストールに3馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

7月12日、中2週で迎えた5戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたマヤノゴクウ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

9月19日、中9週で迎えた6戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C10（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマツリダシルヴィに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5歳（2008年）

4月12日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた7戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

4月30日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた8戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、石狩川特別（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。