サクラパイロット（2014年生、母ナイキチャーミング）

サクラパイロット（2014年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラプレジデント（当時14歳）と交配したナイキチャーミングが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）カタオカステーブル。戦績は、地方23戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2017年の青嵐賞。

経歴

デビュー前

川島正一厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2016年）

6月24日、デビュー戦は笹川翼騎手を鞍上に据えて、2歳戦のライラックデビュー（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は438kg。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

7月21日、中3週で迎えた2戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1200m 小雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着を確保した。

8月5日、中1週で迎えた3戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のグッドコンノートに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月22日、中6週で迎えた4戦目は、2歳（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

3歳（2017年）

1月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、3歳戦の水仙賞（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

2月8日、中3週で迎えた6戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の菜の花賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月13日、中4週で迎えた7戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦のダッシュ賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したサンダースプリングにアタマ差届かず2着に甘んじた。

5月5日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦のあやめ賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

6月12日、中4週で迎えた10戦目は、3歳戦の青嵐賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のマダムモンテカルロに3馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

8月2日、中6週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた11戦目は、3歳戦の海風賞（川崎ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（3戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた12戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、激走賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

9月28日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、牝馬限定戦のゴイサギ賞（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、4着を確保した。

4歳（2018年）

1月12日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg絞って迎えた14戦目は、一般C1（浦和ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したケイティーヒテンに半馬身届かず2着となった。

2月7日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた15戦目は、牝馬限定のハンデ戦のスズガモ賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は本田正重騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた16戦目は、ビート賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったクインズカリナンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4月6日、中4週で迎えた17戦目は、神速賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、きっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のグマナスティに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月2日、中3週で迎えた18戦目は、ばり得!SPAT4プレミアムポイント賞（船橋ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（7戦2勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

5月30日、中3週で迎えた19戦目は、行田市観光協会会長賞（浦和ダート800m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（8戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったニケトップランに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月19日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、「清川村」記念（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったロードグレイスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月21日、中4週で迎えた21戦目は、阿波徳島元気堂カップ（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた22戦目は、馬いぞ!シークワーサー発売記念（川崎ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた23戦目は、オクトーバーダッシュ（船橋ダート1000m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

5歳（2019年）

1月11日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、一般C1（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（8戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

2月20日、中5週で迎えた25戦目は、ハンデ戦のフェブラリーダッシュ（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。