ケイオーデビル（1997年生、母ブレハツトスキー）

ケイオーデビル（1997年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキンググローリアス（当時11歳）と交配したブレハツトスキーが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は増本良孝。戦績は、中央平地5戦1勝2着1回、地方10戦3勝。1999年の兵庫ジュニアグランプリ(ハンデG3)で3着に入った他、2000年のマイル争覇(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

野島豊厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（1999年）

7月5日、デビュー戦は岡部誠騎手を鞍上に据えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。馬体重は454kg。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のブラウンシャトレーに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月21日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のブラウンシャトレーに1馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

9月26日、中2週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞の兼六園ジュニアカップ（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

10月30日、中4週で迎えた5戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の黄菊賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったカーネギーダイアンにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

11月24日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた6戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、2歳ハンデG3の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

12月19日、中3週で迎えた7戦目は、2歳オープンの北九州3歳ステークス（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

3歳（2000年）

2月2日、中5週で迎えた8戦目は、グランドミックス（名古屋ダート1600m 曇/良）に54kgの斤量を背負って出走。鞍上は岡部誠騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた9戦目は、一般A6（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマサンジェットに6馬身の差をつけて3勝目をマークした。

3月1日、中1週で迎えた10戦目は、地方重賞のマイル争覇（名古屋ダート1600m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（6戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた11戦目は、4歳500万下（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

5月3日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、3歳G3の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（7戦3勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。4着を確保した。

6月14日、中5週で迎えた13戦目は、3歳G3の名古屋優駿（名古屋ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（8戦3勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月25日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のマーベラスキングを半馬身振り切って制した。

4歳（2001年）

5月6日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg戻して迎えた15戦目は、赤見千尋騎手を鞍上に迎えて、かきつばた特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に敗れた。