ペプチドハリケーン（2006年生、母ドリームスピカ）

ペプチドハリケーン（2006年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋大旋風」。毛色は青鹿毛。種牡馬のチーフベアハート（当時13歳）と交配したドリームスピカが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。戦績は、中央平地11戦0勝2着1回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2009年の紅梅賞。

経歴

デビュー前

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

9月13日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた2戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。

3歳（2009年）

2月25日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の紅梅賞（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタマモリバーに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月25日、中7週で迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の新緑賞（東京芝2300m 雨/不良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた5戦目は、荻野要騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝2000m 雨/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

6月20日、中4週で迎えた6戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

6月28日、連闘で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武英智騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武英智騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、逃げるローマンブリッジに3/4馬身届かず2着となった。

8月2日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で武英智騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天授の闘争本能でゴールまで頑張り、4着を確保した。

8月16日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武英智騎手（4戦0勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で武英智騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

4歳（2010年）

3月27日、約7か月の休み明けで迎えた12戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に終わった。