キャトルフィーユ（2009年生、母ワンフォーローズ）

キャトルフィーユ（2009年3月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「四葉のクローバー（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時7歳）と交配したワンフォーローズが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）ケイアイファーム。戦績は、中央平地25戦4勝2着5回。2014年のクイーンステークス(牝G3)に勝利した他、2014年の福島牝馬ステークス(牝G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ロードサラブレッドオーナーズにて総額3,675万円（7.35万×500口）で一口馬主が募集された。

角居勝彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

10月9日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。17頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 曇/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のクラヴェジーナをハナ差振り切って未勝利戦を制した。

11月27日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳500万下の白菊賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦1勝）。17頭立ての4番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず、6着に終わった。

3歳（2012年）

3月4日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳500万下のアルメリア賞（阪神芝1800m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、マウントシャスタにクビ差交わされて2着となった。

3月17日、中1週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 雨/重）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、5着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた6戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のタガノミュルザンヌに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月20日、中5週で迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

9月16日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

10月14日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

4歳（2013年）

1月12日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の寿ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って14着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた11戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

6月22日、約5か月の休養明けで迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の京橋特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

7月7日、中1週で迎えた13戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下のかもめ島特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るエアジェルブロワを半馬身差し切って3勝目をマークした。

7月28日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定G3のクイーンステークス（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

11月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、M.バルザローナ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の修学院ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

12月14日、中3週で迎えた16戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で大外18番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、伸びてきたフーラブライド決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

5歳（2014年）

3月16日、約3か月の休み明けで迎えた17戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はケイアイエレガントと並んで2着同着となった。

4月26日、中5週で迎えた18戦目は、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したケイアイエレガントにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月18日、中2週で迎えた19戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G1のヴィクトリアマイル（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着を確保した。

8月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、牝馬限定G3のクイーンステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアロマティコをハナ差振り切って待望の重賞初制覇を果たした。

10月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、牝馬限定G2の府中牝馬ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月16日、中3週で迎えた22戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月20日、中4週で迎えた23戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 雨/重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったディアデラマドレにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

6歳（2015年）

1月24日、中4週で迎えた24戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続でD.バルジュー騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。