オールタイムベスト（2005年生、母ウィルダネスストーム）

オールタイムベスト（2005年4月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「全ての時間に最高であるように」。毛色は青鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時20歳）と交配したウィルダネスストームが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地17戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の西日本スポーツ杯(1000万下)。

経歴

デビュー前

池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

1月5日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。15頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ローズカットダイヤにクビ差交わされて2着に甘んじた。

1月26日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアスドゥクールをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

5月4日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

8月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のウインアンジェラスをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

11月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

12月14日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

4歳（2009年）

3月21日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

4月5日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のアポロラムセスに1馬身1/4の差をつけて制した。

5月17日、中5週で迎えた9戦目は、4歳以上1600万下の洛陽ステークス（京都芝1400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

7月26日、中9週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のエーシンビーエルを半馬身振り切って4勝目を奪取した。

9月5日、中5週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の佐世保ステークス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦1勝）。17頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したグッドキララにクビ差届かず2着に惜敗した。

9月19日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上1600万下のセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したショウナンカザンに半馬身届かず2着に敗北した。

10月25日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上1600万下の桂川ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（6戦2勝）。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、4着に終わった。

5歳（2010年）

1月17日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上1600万下のサンライズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に敗れた。

7月24日、約6か月半の休養明けで迎えた15戦目は、3歳以上1600万下の北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦1勝）。17頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

9月4日、中5週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の佐世保ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（4戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた17戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の道頓堀ステークス（阪神芝1400m 雨/良）に出走。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。