マリアンズクック（2011年生、母エイコークック）

マリアンズクック（2011年4月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックホーク（当時17歳）と交配したエイコークックが8歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は徳本幸雄。戦績は、地方29戦2勝2着2回。2014年の東京プリンセス賞(牝S1)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

原三男厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2013年）

8月23日、デビュー戦は町田直希騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート900m 雨/不良）に出走。馬体重は439kg。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブルースキーに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月10日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定2歳戦の小町特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

11月12日、中4週で迎えた3戦目は、2歳S3のローレル賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

12月10日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦の新風特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

3歳（2014年）

1月1日、中2週で迎えた5戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の初夢特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

1月21日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンの’14桃花賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（4戦1勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（5戦1勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月3日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のうぐいす特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の若草特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキョウエイアドニスを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

4月24日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（8戦1勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6月11日、中6週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で町田直希騎手（9戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

9月23日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、ふなっしー来場記念特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で町田直希騎手（10戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳戦のサルビアカップ（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で町田直希騎手（11戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた14戦目は、菊花特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で町田直希騎手（12戦1勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

12月1日、中3週で迎えた15戦目は、一般B3二（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で町田直希騎手（13戦1勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた16戦目は、ジングルベル特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で町田直希騎手（14戦1勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、勝ったショウナンガラシャにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

4歳（2015年）

1月3日、中1週で迎えた17戦目は、宝船特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で町田直希騎手（15戦1勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

1月30日、中3週で迎えた18戦目は、立春特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で町田直希騎手（16戦1勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた19戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンステッキ賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月17日、中2週で迎えた20戦目は、爽春賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた21戦目は、斎藤工&剛力彩芽来場記念（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた22戦目は、一般B3四 C1四（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は町田直希騎手（17戦1勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

7月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、高野毅騎手を鞍上に迎えて、一般B3三四（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた24戦目は、ペッパーツリー賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高野毅騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のファストアズソングをクビ差振り切って久々に白星を挙げた。

8月25日、中3週で迎えた25戦目は、SPAT4プレミアムポイント賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高野毅騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた26戦目は、世田谷区特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高野毅騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた27戦目は、よりどりみどり練馬賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で高野毅騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず12着に終わった。

11月4日、中4週で迎えた28戦目は、ベテルギウス賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で高野毅騎手（5戦1勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた29戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、プロキオン賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。