ファストアズソング（2011年生、母ファストアズライト）

ファストアズソング（2011年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「歌のように速く」。毛色は鹿毛。種牡馬のCurlin（当時7歳）と交配したファストアズライトが13歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）吉田ファーム。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方21戦3勝2着7回。主な勝ち鞍は2015年の新スタンド名称発表!斎藤工賞(一般B3四)。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額2,500万円（12.5万×200口）で一口馬主が募集された。

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

11月24日、デビュー戦は岡田祥嗣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は410kg。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したタガノグランパを差し切れず、2馬身差の2着となった。

12月22日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく15着に敗れた。

3歳（2014年）

6月14日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた4戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

9月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、5着に終わった。

11月10日、中6週で迎えた6戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したトランクスにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月28日、中2週で迎えた7戦目は、江戸川区特別（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた8戦目は、SPAT4プレミアムポイント盃（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

4歳（2015年）

1月19日、中2週で迎えた9戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したダイワバリューに半馬身届かず2着に敗北した。

2月4日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したロイヤルヴィグラスにクビ差届かず2着に甘んじた。

2月24日、中2週で迎えた11戦目は、余寒特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた12戦目は、仲春特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では矢のように急駛したが、抜け出したアイスカチャンを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月8日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1六 C2四（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマイネルガリオンに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月18日、中5週で迎えた14戦目は、おうし座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（5戦1勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したキングブレイドに3/4馬身届かず2着となった。

6月5日、中2週で迎えた15戦目は、てんびん座特別（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマイネルルークスをハナ差振り切って雨下の大激戦を制した。

7月7日、中4週で迎えた16戦目は、一般B3三四（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（7戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したローレルイニシオを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月29日、中2週で迎えた17戦目は、ペッパーツリー賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、伸びてきたマリアンズクック決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

8月12日、中1週で迎えた18戦目は、新スタンド名称発表!斎藤工賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鬼脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエドノミリアンをクビ差振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

10月17日、中8週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた19戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた20戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

5歳（2016年）

1月17日、中9週で迎えた21戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では末脚が冴えず17着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた22戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ如月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に敗れた。

3月27日、中6週で迎えた23戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、スプリント特別（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた24戦目は、地方重賞の赤松杯（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた25戦目は、スプリント特別（水沢ダート850m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

5月4日、中0週で迎えた26戦目は、スプリント特別（盛岡ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原辰徳騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた27戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、青葉特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた28戦目は、水無月特別（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた29戦目は、七夕特別（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（4戦0勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。