セイウンホウジョー（2005年生、母カズノジョー）

セイウンホウジョー（2005年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋豊穣。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャターザゴールド（当時8歳）と交配したカズノジョーが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は城地守明。戦績は、中央平地6戦0勝、地方25戦7勝2着6回。主な勝ち鞍は2009年の4歳。

経歴

デビュー前

水野貴広厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

6月21日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。14頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

8月9日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。端に立ち、リードを2馬身以上キープして、若干速いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

9月20日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったベルグラスカルに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2009年）

1月1日、中1週で迎えた6戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、4歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、ルイジアナボーイに交わされて6馬身差の2着となった。

1月28日、中3週で迎えた7戦目は、4歳（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスズカシャンティーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月25日、中3週で迎えた8戦目は、4歳（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のトキノミスリバーに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月12日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

8月15日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

9月23日、中5週で迎えた11戦目は、ファビィビット特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦2勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

11月11日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、トパーズスター賞（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

12月11日、中3週で迎えた13戦目は、持原大志騎手を鞍上に迎えて、よもぎ菊特別（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた14戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般B13（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったグランドスウェルにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2010年）

1月3日、連闘で迎えた15戦目は、一般B12（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

1月7日、連闘で迎えた16戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は持原大志騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るベルネージュを上がり2位の末脚で3/4馬身差し切って順当に勝利した。

1月15日、連闘で迎えた17戦目は、なずな特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で持原大志騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

1月28日、中1週で迎えた18戦目は、一般B11（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したマイシルバースターを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

2月4日、連闘で迎えた19戦目は、一般B10（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンマルホークを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って断然人気に応えた。

2月17日、中1週で迎えた20戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、如月特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したブルーラピスに3/4馬身届かず2着となった。

2月22日、連闘で迎えた21戦目は、こぶし特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は持原大志騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

3月2日、連闘で迎えた22戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で持原大志騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のファイヤーボーイに5馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

3月8日、連闘で迎えた23戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で持原大志騎手（5戦2勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた24戦目は、アセビ賞（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で持原大志騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、伸びてきたメモリーキャップ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

4月2日、連闘で迎えた25戦目は、春風特別（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で持原大志騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

4月21日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、貴大、宏香結婚記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で持原大志騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るグランプリジョニーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

4月28日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた27戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で持原大志騎手（9戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月7日、連闘で迎えた28戦目は、AGIジョッキーグランプリ（名古屋ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のメイショウトウシを半馬身振り切って7勝目をつかんだ。

5月19日、中1週で迎えた29戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、うしかい座特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた30戦目は、麦秋特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

6月7日、連闘で迎えた31戦目は、露草特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。