ガロシェ（2016年生、母キストゥヘヴン）

ガロシェ（2016年2月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「フレンチキスをする(仏)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時9歳）と交配したキストゥヘヴンが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

11月17日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

12月8日、中2週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた3戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、勝ったフィリアプーラにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

3歳（2019年）

1月19日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたアトラクティヴ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

5月18日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武藤雅騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったロザムールに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月8日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で武藤雅騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のホウオウヒミコを半馬身振り切って初白星を挙げた。

8月10日、中8週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラスの村上特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で武藤雅騎手（4戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で武藤雅騎手（5戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

10月27日、中7週で迎えた9戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの寺泊特別（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたノーブルアース決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

11月9日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

12月8日、中3週で迎えた11戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの栄特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

4歳（2020年）

1月5日、中3週で迎えた12戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のホウオウエーデルを3/4馬身振り切って2勝目を手に入れた。

5月17日、中7週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスのテレ玉杯（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したシングフォーユーにクビ差届かず2着となった。

6月7日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスのホンコンジョッキークラブトロフィー（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

8月16日、中9週で迎えた16戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったクラヴェルにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

8月30日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスの五頭連峰特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの2000メモリアルテイエムオペラオーカップ（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続でM.デムーロ騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5歳（2021年）

1月16日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続でM.デムーロ騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したアールクインダムを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月28日、中9週で迎えた21戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1800m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの野島崎特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

5月9日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（5戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた24戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの御在所特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

8月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの赤倉特別（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（5戦1勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

11月14日、中9週で迎えた27戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月11日、中3週で迎えた28戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

6歳（2022年）

1月8日、中3週で迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（7戦1勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

2022年1月14日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。