ジャカランダテラス（2007年生、母Unearthly）

ジャカランダテラス（2007年8月4日）は、オーストラリアで生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「紫色の美しい花を咲かせる木＋テラス」。毛色は鹿毛。種牡馬のRedoute's Choice（当時11歳）と交配したUnearthlyが8歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地10戦2勝。主な勝ち鞍は2011年の別府特別(500万下)。

経歴

デビュー前

12歳のとき、社台ファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、コスモヴューファームによって935万円で落札された。

笹田和秀厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

1月10日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

5月2日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヒーローに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

6月5日、中4週で迎えた3戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

9月11日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の手稲山特別（札幌芝1500m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

12月11日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の鞍手特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

4歳（2011年）

4月17日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の別府特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く粘り続けて、最後は2着のフェブムービングをクビ差振り切って休養明け初戦をモノにした。

9月17日、約5か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1500m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

10月22日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上500万下の稲光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。12着に敗れた。

12月11日、中6週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の沖ノ島特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい18着に敗れた。

5歳（2012年）

1月22日、中5週で迎えた10戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。