エプソムデザイアー（2001年生、母エプソムフローリー）

エプソムデザイアー（2001年3月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋念願。母の果たせなかったクラシック制覇の夢と思いを込めて」。毛色は青鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時8歳）と交配したエプソムフローリーが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）浜本牧場。戦績は、中央平地38戦1勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

エプソム愛馬会にて総額2,500万円（12.5万×200口）で一口馬主が募集された。

稲葉隆一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

12月27日、デビュー戦は梶晃啓騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は478kg。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

3歳（2004年）

1月17日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で梶晃啓騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

2月8日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で梶晃啓騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテンジンノジョオーに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月3日、中1週で迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた7戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての18番人気で16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい14着に終わった。

5月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定3歳500万下のカーネーションカップ（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は梶晃啓騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の開成山特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で梶晃啓騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

8月7日、中6週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で梶晃啓騎手（5戦0勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で梶晃啓騎手（6戦0勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

10月2日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で梶晃啓騎手（7戦0勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、グランドホイッスルにクビ差交わされて2着となった。

10月23日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で梶晃啓騎手（8戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。

12月19日、中4週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は梶晃啓騎手（9戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に敗れた。

4歳（2005年）

1月16日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で梶晃啓騎手（10戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

3月6日、中6週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で梶晃啓騎手（11戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

5月8日、中8週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で梶晃啓騎手（12戦0勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

7月2日、中7週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（3戦0勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大庭和弥騎手（5戦0勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

9月18日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大庭和弥騎手（6戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 小雨/重）に出走。鞍上は梶晃啓騎手（13戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（7戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

12月4日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた26戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（8戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

12月25日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（9戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり16着に終わった。

5歳（2006年）

2月11日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた28戦目は、鈴木慶太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

3月18日、中4週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は梶晃啓騎手（14戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

4月8日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた30戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（10戦0勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

4月30日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた31戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた32戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

8月19日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた33戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

8月29日、中0週で迎えた34戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージオーガスト賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

9月24日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤聖也騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた36戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は水出大介騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

6歳（2007年）

1月28日、約3か月半の休み明けで迎えた37戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は梶晃啓騎手（15戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

3月4日、中4週で迎えた38戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた39戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は梶晃啓騎手（16戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。