タマモワカムシャ（2019年生、母ヒトリムスメ）

タマモワカムシャ（2019年4月13日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+若武者」。毛色は鹿毛。種牡馬のキズナ（当時9歳）と交配したヒトリムスメが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は守矢牧場。2024年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)に勝利した他、2024年の障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

9月18日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1800m 雨/不良）に出走。馬体重は474kg。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた4戦目は、服部寿希騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

3歳（2022年）

4月13日、約5か月半の休養明けで迎えた5戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の広峰山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

5月8日、中3週で迎えた6戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず12着に終わった。

6月16日、中5週で迎えた7戦目は、3歳戦の三熊山特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、ワールドハートに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

7月31日、中5週で迎えた8戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

9月8日、中5週で迎えた9戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の鈴蘭高原特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

10月15日、中4週で迎えた10戦目は、小牧加矢太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた11戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧加矢太騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のジャディードに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2023年）

1月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2860m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小牧加矢太騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月18日、中3週で迎えた13戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝3390m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小牧加矢太騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月8日、中6週で迎えた14戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧加矢太騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月6日、中3週で迎えた15戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で小牧加矢太騎手（5戦1勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。12着に敗れた。

8月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月16日、中4週で迎えた17戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。12着に終わった。

11月18日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた18戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（福島障害芝3380m 晴/稍重）に57kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。3着を確保した。

12月9日、中2週で迎えた19戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 晴/良）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鷲頭虎太騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

5歳（2024年）

2月3日、中7週で迎えた20戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（小倉障害芝3390m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンデイビスから3馬身半差の2着となった。

3月30日、中7週で迎えた21戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上敏樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月2日、中6週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた23戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝3170m 曇/良）に出走。鞍上は井上敏樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた24戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝3170m 晴/良）に出走。鞍上は大江原圭騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。最後は、2着のスマッシャーに5馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

2024年6月20日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。