シープレミアム（1988年生、母リードエース）

シープレミアム（1988年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のパークリージエント（当時7歳）と交配したリードエースが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は松本信行。戦績は、中央平地21戦1勝2着1回、中央障害3戦0勝、地方10戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1991年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

吉田三郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

2月23日、デビュー戦は林満明騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中京ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は496kg。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったランドズイカクに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

3月10日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧巻の末脚を発揮し、3着に入った。

3月24日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のクラウンファイブに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

4月20日、中3週で迎えた4戦目は、4歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で林満明騎手（4戦1勝）。17頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

6月2日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で林満明騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

6月23日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下（中京ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で林満明騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた8戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

9月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は林満明騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

11月9日、中5週で迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は林満明騎手（8戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

12月22日、中3週で迎えた12戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

4歳（1992年）

1月6日、中1週で迎えた13戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は林満明騎手（9戦1勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月11日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は中竹和也騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた15戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5月17日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた17戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた18戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝1800m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は林満明騎手（10戦1勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた20戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/稍重）に出走。鞍上は林満明騎手（11戦1勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた22戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月19日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた23戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は林満明騎手（12戦1勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（13戦1勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

11月19日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた25戦目は、坂口重政騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったシステロンからハナ差の2着に甘んじた。

12月13日、中2週で迎えた26戦目は、一般C1ロ（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口重政騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のトップワールドに1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

12月28日、中1週で迎えた27戦目は、葉牡丹特別（笠松ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口重政騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったオグリホワイトから7馬身差の2着に敗北した。

5歳（1993年）

1月11日、中1週で迎えた28戦目は、一般B2ロ（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口重政騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた29戦目は、一般B2ロ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂口重政騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月10日、中1週で迎えた30戦目は、横山誠騎手を鞍上に迎えて、一般B2イ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた31戦目は、一般B2ロ（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は坂口重政騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のエミノグラバーに2馬身の差をつけて3勝目を手にした。

4月5日、中5週で迎えた32戦目は、原哲也騎手を鞍上に迎えて、日刊スポ杯（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月21日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた33戦目は、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂口重政騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月21日、中3週で迎えた34戦目は、一般C1ハ（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口重政騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。8着に敗れた。