アドマイヤロード（1998年生、母フランクアーギュメント）

アドマイヤロード（1998年5月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時12歳）と交配したフランクアーギュメントが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地24戦4勝2着2回。2002年の万葉ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

4月22日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（福島芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたダンツホークオー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5月4日、中1週で迎えた2戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未出走（福島芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のシルクセレクションに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月3日、中3週で迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のロベリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のロードフォレスターに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手に入れた。

7月1日、中3週で迎えた4戦目は、3歳G3のラジオたんぱ賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

9月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた6戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の夕月特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り小雨/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

11月17日、中3週で迎えた8戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の北大路特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタヤスマサルをハナ差振り切って3勝目をつかんだ。

12月1日、中1週で迎えた9戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2001ゴールデンホイップトロフィー（阪神芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2002年）

1月7日、中4週で迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、万葉ステークス（京都芝3000m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線に入ると、前で粘るフェリシタルを猛烈な末脚で半馬身差し切って4勝目を手中に収めた。

2月10日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

3月17日、中4週で迎えた12戦目は、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

4月28日、中5週で迎えた13戦目は、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた14戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 曇/重）に出走。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

8月18日、約3か月の休養明けで迎えた15戦目は、G2の札幌記念（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では末脚が冴えず15着に終わった。

9月8日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上1600万下の日本海ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

10月5日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上1600万下の大原ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい5着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた18戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の比叡ステークス（京都芝2400m 外回り小雨/良）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

11月17日、中3週で迎えた19戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデG3の鳴尾記念（阪神芝2000m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は須貝尚介騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

5歳（2003年）

1月12日、中4週で迎えた21戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1600万下の関門橋ステークス（小倉芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（4戦1勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月15日、中2週で迎えた23戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の飛鳥ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したタガノマイバッハにアタマ差届かず2着に惜敗した。

3月8日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。