クレッセントムーン（2016年生、母スカイクレイバー）

クレッセントムーン（2016年2月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「三日月。本馬の額にある流星の形と母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時13歳）と交配したスカイクレイバーが18歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2020年のベストウィッシュカップ(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額2,000万円（4万×500口）で一口馬主が募集された。

高野友和厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

7月7日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

10月27日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンライズアカシアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2019年）

3月17日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 小雨/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入った。

6月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったアヴァンセに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月29日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

9月8日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカフジストームを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

4歳（2020年）

1月11日、約4か月の休み明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた7戦目は、S.フォーリー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの五条坂特別（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はガス欠状態になり15着に敗れた。

3月14日、中8週で迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上はA.シュタルケ騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

5月9日、中7週で迎えた9戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

6月28日、中6週で迎えた10戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのリボン賞（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの横手特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上はM.デムーロ騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

10月17日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

11月15日、中3週で迎えた13戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

12月27日、中5週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスのベストウィッシュカップ（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のキャノンバローズに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5歳（2021年）

3月6日、中9週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの上総ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に敗れた。