カシノスパイス（2020年生、母ライトウェイレフト）

カシノスパイス（2020年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+スパイス」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードバリオス（当時15歳）と交配したライトウェイレフトが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は熊本県、生産者は本田土寿。主な勝ち鞍は2022年のひまわり賞チャレンジトロフィー。

経歴

デビュー前

1歳のとき、本田土寿から「九州1歳市場サラブレッド1歳」に上場され、佐賀県馬主会柏木務によって275万円で落札された。

古賀光範厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2022年）

6月4日、デビュー戦は飛田愛斗騎手を鞍上に据えて、2歳戦の（九州産）（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は423kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（1戦0勝）。4頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、勝ったイチノコマチに詰め切れず、約13馬身差の2着と苦杯を喫した。

7月3日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のフェニックス賞チャレンジカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で飛田愛斗騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のひまわり賞チャレンジカップ（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で飛田愛斗騎手（3戦0勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた5戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のひまわり賞チャレンジトロフィー（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のチャペルに6馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月27日、中2週で迎えた6戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦1勝）。17頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず13着に終わった。

2022年8月30日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月17日、中2週で迎えた7戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のKYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた8戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の楓賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた9戦目は、2歳戦の佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた10戦目は、2歳戦の天山酒造「天山」賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

11月25日、中1週で迎えた11戦目は、2歳戦のほとめきナイター賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飛田愛斗騎手（6戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた12戦目は、2歳戦のチャレンジカップ（佐賀ダート1300m 雪/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で飛田愛斗騎手（7戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

3歳（2023年）

1月12日、中3週で迎えた13戦目は、3歳戦のミヤマキリシマ特別（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で飛田愛斗騎手（8戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のチャレンジトロフィー（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で飛田愛斗騎手（9戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアネロイドに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

2月4日、連闘で迎えた15戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は出水拓人騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞のたんぽぽ賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で出水拓人騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月5日、中0週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞の飛燕賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中純騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた18戦目は、3歳戦の春疾風賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（10戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

4月1日、中1週で迎えた19戦目は、3歳戦の鳥待月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は出水拓人騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

4月29日、中3週で迎えた20戦目は、3歳戦の卯花月賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（11戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた21戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のSAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた22戦目は、3歳戦のまだまだいくばい!さがけいば賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（12戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた23戦目は、3歳戦のKYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（13戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた24戦目は、3歳オープンのFUJI+オープン記念レース（佐賀ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は川島拓騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた25戦目は、3歳戦の佐賀キング決定戦（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（14戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

7月18日、連闘で迎えた26戦目は、大隅特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は川島拓騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた27戦目は、3歳戦の地方競馬教養センターで騎手を目指そう!（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は出水拓人騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のヴェスペリーナをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

9月10日、中3週で迎えた28戦目は、中山蓮王騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の十五夜賞（佐賀ダート1300m 小雨/良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のジャスティスボスをアタマ差振り切って雨中の激闘を制した。

9月24日、中1週で迎えた29戦目は、3歳戦の呼子大橋特別（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（15戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったリヨンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月14日、中2週で迎えた30戦目は、うまてなしDX賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（16戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上C2-5（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飛田愛斗騎手（17戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で飛田愛斗騎手（18戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、3着に入り込んだ。

12月9日、中3週で迎えた33戦目は、C2-4組（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で飛田愛斗騎手（19戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で飛田愛斗騎手（20戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

4歳（2024年）

1月13日、中2週で迎えた35戦目は、一般C2-4（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で飛田愛斗騎手（21戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2-4（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で飛田愛斗騎手（22戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた37戦目は、引退馬協会賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で飛田愛斗騎手（23戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた38戦目は、一般C2-4（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は出水拓人騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月9日、中1週で迎えた39戦目は、一般C2-3（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（24戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったプアラニに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

3月30日、中2週で迎えた40戦目は、春光特選（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は川島拓騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着を確保した。

4月21日、中2週で迎えた41戦目は、一般C1 12（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（25戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。