アイルハヴウインズ（2016年生、母ウインディーヒル）

I'll Have Winds

2016.01.30

アイルハヴウインズ（2016年1月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「父名の一部＋母名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のアイルハヴアナザー（当時7歳）と交配したウインディーヒルが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。主な勝ち鞍は2020年の明日もクライマックスリレー賞(一般C3二三)。

経歴

デビュー前

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

12月28日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

3歳（2019年）

1月26日、中3週で迎えた2戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて12着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた3戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

4月2日、中4週で迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のエイプリルフラワー賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

4月28日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。

5月30日、中4週で迎えた6戦目は、3歳戦のツインメイト特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

9月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、ニンジンムスメに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月7日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

11月6日、中3週で迎えた9戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

12月18日、中5週で迎えた10戦目は、3歳戦のクレセント賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

4歳（2020年）

1月15日、中3週で迎えた11戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、一般C3ウ（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

1月30日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、モモンガ賞（川崎ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた13戦目は、M.ミシェル騎手を鞍上に迎えて、一般C3（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

3月23日、中4週で迎えた14戦目は、一般C3（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でM.ミシェル騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた15戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、HRBオジョウエリサン引退記念（川崎ダート900m 雨/不良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

4月23日、中0週で迎えた16戦目は、一般C3三四五（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したトーセンレオを差し切れず、1馬身差の2着となった。

5月7日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた18戦目は、「埼玉県一の米どころ加須」賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

7月3日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた19戦目は、一般C2十二十三（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

10月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から33kg戻して迎えた20戦目は、中島良美騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズTR浦和 第1戦（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた21戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3三四（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

12月24日、中3週で迎えた23戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、明日もクライマックスリレー賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力でひたむきに粘り続けて、最後は2着のワイヤトゥワイヤーに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5歳（2021年）

2月4日、中5週で迎えた24戦目は、一般C3三四（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

5月12日、約3か月の休み明けで迎えた25戦目は、一般C3三四五（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

7月1日、中6週で迎えた26戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三四（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシェナノブチに2馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。