クロミツジョウ（2006年生、母イシノクイル）

クロミツジョウ（2006年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「甘い黒蜜＋冠名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のスキャターザゴールド（当時9歳）と交配したイシノクイルが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は対馬正。戦績は、中央平地5戦0勝、地方33戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の2歳。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

7月19日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は410kg。17頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

8月28日、中3週で迎えた3戦目は、阪上忠匡騎手を鞍上に迎えて、2歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスイートベイブに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月25日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンの秋風ジュニア（P）（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で阪上忠匡騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた5戦目は、2歳（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で阪上忠匡騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたモエレグランプリ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月31日、中1週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞のジュニアクラウン（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で阪上忠匡騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた7戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた8戦目は、2歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は阪上忠匡騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したカンシャクダマにアタマ差届かず2着となった。

12月8日、中0週で迎えた9戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阪上忠匡騎手（5戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のモエレグランプリに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月30日、中2週で迎えた10戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

3歳（2009年）

1月14日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の園田クイーンセレクション（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は阪上忠匡騎手（6戦2勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた13戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は阪上忠匡騎手（7戦2勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

5月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋智大騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい16着に終わった。

8月8日、中6週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋智大騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。最後はタレてしまい18着に終わった。

9月28日、中6週で迎えた18戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、カシオペア賞（盛岡芝1700m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

11月25日、中7週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた19戦目は、山崎真騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1300m 曇/重）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた20戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎真騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

12月22日、連闘で迎えた21戦目は、3歳（浦和ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎真騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

4歳（2010年）

1月8日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた22戦目は、4歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎真騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

2月10日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた23戦目は、4歳（浦和ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山崎真騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

3月23日、中5週で迎えた24戦目は、4歳（浦和ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎真騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

4月27日、中4週で迎えた25戦目は、須藤優騎手を鞍上に迎えて、一般C3八（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

5月20日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた26戦目は、柴田直樹騎手を鞍上に迎えて、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた27戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月11日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた28戦目は、一般C6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田直樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

6月17日、連闘で迎えた29戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田直樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた30戦目は、牝馬限定の一般C9（名古屋ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田直樹騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた31戦目は、一般C9（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田直樹騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた32戦目は、牝馬限定の一般C8（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田直樹騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

8月18日、連闘で迎えた33戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田直樹騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトキメキハートを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

8月25日、連闘で迎えた34戦目は、一般C9（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で柴田直樹騎手（7戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた35戦目は、舟山特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴田直樹騎手（8戦1勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

9月16日、連闘で迎えた36戦目は、牝馬限定の一般C7（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で柴田直樹騎手（9戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた37戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で柴田直樹騎手（10戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

10月7日、連闘で迎えた38戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で柴田直樹騎手（11戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。