キヨハマカゼ（1985年生、母キヨスカレー）

キヨハマカゼ（1985年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のサンコオーテツト（当時14歳）と交配したキヨスカレーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は小林ファーム。戦績は、中央平地14戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1987年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

元石孝昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

6月27日、デビュー戦は国兼正浩騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1000m 小雨/稍重）に出走。馬体重は400kg。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したミヤギポールを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

7月12日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（福島芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で国兼正浩騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた3戦目は、横田吉光騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったニホンリバーに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

8月15日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横田吉光騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で横田吉光騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた6戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したイナリテンザンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

9月27日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のベニヤマショウに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月31日、中4週で迎えた8戦目は、アラ系3歳300万下のアラブ3歳特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた9戦目は、2歳オープンの福島アラブ3歳ステークス（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は国兼正浩騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

3歳（1988年）

1月30日、中9週で迎えた10戦目は、アラ系4歳以上300万下のアラブ特別（小倉芝1200m 曇/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で国兼正浩騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く15着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた11戦目は、森勝義騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上300万下（小倉ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら50kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた12戦目は、石塚信広騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上300万下（東京ダート1400m 曇/重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた13戦目は、アラ系4歳以上300万下（東京ダート1600m 晴/不良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で石塚信広騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた14戦目は、アラ系4歳以上300万下（東京ダート1400m 曇/重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で石塚信広騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。