ダンツグローリー（1987年生、母ヤマトシヤルダン）

ダンツグローリー（1987年2月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のロイヤルスキー（当時13歳）と交配したヤマトシヤルダンが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は様似渡辺牧場。戦績は、中央平地13戦1勝、中央障害4戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1990年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

梶与三男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

1月27日、デビュー戦は安田隆行騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、4着に終わった。

2月3日、連闘で迎えた2戦目は、4歳新馬（小倉芝2000m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた3戦目は、4歳新馬（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた4戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のテンザンパノープに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月31日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で上野清章騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で上野清章騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下（京都芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

4歳（1991年）

1月26日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた8戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（4戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

2月10日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（5戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

2月24日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で安田隆行騎手（6戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

5歳（1992年）

3月22日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた11戦目は、山本康二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の美濃特別（中京芝1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に敗れた。

4月25日、中4週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康二騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本康二騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい14着に敗れた。

7月19日、中9週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本康二騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた15戦目は、大森勇一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイホウライからクビ差の2着に甘んじた。

8月16日、中1週で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/稍重）に出走。鞍上は山本康二騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のクラムディガーに9馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

9月6日、中2週で迎えた17戦目は、障害4歳以上400万下（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康二騎手（5戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったアルゴーフォアから2馬身差の2着に敗れた。