フィールドグランデ（2005年生、母ホリノイチバン）

フィールドグランデ（2005年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋偉大な（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時13歳）と交配したホリノイチバンが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）法理牧場。戦績は、中央平地19戦1勝、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、法理牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ジャパンホーストレードによって892.5万円で落札された。

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

8月12日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた2戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、4着を確保した。

10月6日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田中克典騎手（1戦0勝）。17頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、6着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中克典騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

11月18日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

11月23日、連闘で迎えた7戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田中克典騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた8戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

3歳（2008年）

1月20日、中4週で迎えた9戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、グイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のモンテタキオンに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月2日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は武英智騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

2月24日、中2週で迎えた11戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のこぶし賞（京都ダート1400m 小雪/良）に出走。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた12戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた13戦目は、3歳500万下のあざみ賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は武英智騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた14戦目は、3歳500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。17頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた15戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなみずき賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

7月20日、約3か月の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田中克典騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた17戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の青島特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の九重特別（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は田中克典騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中克典騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

9月27日、中3週で迎えた20戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。