ブランシェクール（2013年生、母モンプティクール）

ブランシェクール（2013年2月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「白い心（仏）。毛色、母名より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のダイワメジャー（当時12歳）と交配したモンプティクールが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地17戦4勝2着2回、地方6戦0勝2着3回。2019年のエンプレス杯(牝Jpn2)で2着に入った他、2018年のレディスプレリュード(牝Jpn2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,800万円（4.5万×400口）で一口馬主が募集された。

高柳瑞樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

6月28日、デビュー戦は伊藤工真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

9月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したニシノグリーディに3/4馬身届かず2着に敗北した。

10月24日、中4週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

3歳（2016年）

1月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に敗れた。

2月13日、中4週で迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたエリモグレイス決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

3月5日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサトノアンジュに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月7日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

8月14日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

10月1日、中6週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカンデラを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月6日、中4週で迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

12月24日、中6週で迎えた11戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のゴールドリーガルに3馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

4歳（2017年）

3月1日、中9週で迎えた12戦目は、牝馬限定Jpn2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

4月15日、中5週で迎えた13戦目は、4歳以上1600万下の下総ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に敗れた。

7月30日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のポプラ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に敗れた。

9月9日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の鋸山特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

12月10日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた16戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

5歳（2018年）

1月8日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の成田特別（中山ダート2400m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（5戦1勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のサノサマーをクビ差振り切って雨中の激闘を制した。

1月24日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定Jpn3のTCK女王盃（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で三浦皇成騎手（6戦2勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、勝ったミッシングリンクに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

5月15日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた19戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、報知新聞皐月杯（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったキングガンズラングに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月5日、中6週で迎えた20戦目は、牝馬限定Jpn3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

8月16日、中5週で迎えた21戦目は、牝馬限定Jpn3のブリーダーズゴールドカップ（門別ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

10月11日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた22戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定Jpn2のレディスプレリュード（大井ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したプリンシアコメータにアタマ差届かず2着となった。

11月4日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた23戦目は、牝馬限定Jpn1のJBCレディスクラシック（京都ダート1800m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は御神本訓史騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

12月12日、中4週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた24戦目は、牝馬限定のハンデJpn3のクイーン賞（船橋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

6歳（2019年）

1月23日、中5週で迎えた25戦目は、牝馬限定Jpn3のTCK女王盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

2月27日、中4週で迎えた26戦目は、牝馬限定Jpn2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したプリンシアコメータを差し切れず、2馬身差の2着となった。