ヤマニンエリプス（1996年生、母ヤマニンペニー）

ヤマニンエリプス（1996年4月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時10歳）と交配したヤマニンペニーが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）ヤマニンベン牧場。戦績は、中央平地33戦2勝2着7回。主な勝ち鞍は2000年の5歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

3月28日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未出走（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は492kg。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールデンジョイに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月11日、中1週で迎えた2戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく13着に敗れた。

6月5日、中7週で迎えた3戦目は、牝馬限定4歳500万下の牡丹賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。

6月27日、中2週で迎えた4戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神芝2000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

11月20日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は河内洋騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、勝ったウィスキーカラーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月12日、中2週で迎えた7戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の小月特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

4歳（2000年）

1月8日、中3週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は白浜雄造騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

1月22日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のオカノスピカに1馬身1/4の差をつけて2勝目をマークした。

2月13日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したキングナムラにハナ差届かず2着となった。

3月5日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったスナークサクセスに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

3月19日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（5戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に敗れた。

4月1日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（6戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮したが、4着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で河内洋騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の御池特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で河内洋騎手（8戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に敗れた。

10月15日、約5か月の休み明けで迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は白浜雄造騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したボトムズアップを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月29日、中1週で迎えた17戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の芦ノ湖特別（東京芝1400m 雨/重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

11月12日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（9戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、抜け出したホシスコープに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月25日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は白浜雄造騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出したが、5着に終わった。

5歳（2001年）

1月27日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は白浜雄造騎手（7戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（8戦1勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた24戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったマダムアフリートに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

3月25日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（10戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

4月22日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（11戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

11月3日、約6か月半の休み明けで迎えた27戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた28戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

12月2日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた30戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に敗れた。

6歳（2002年）

1月14日、中3週で迎えた31戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（12戦0勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したケイエスホノカを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

2月9日、中3週で迎えた32戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（13戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では圧巻の末脚を披露し、3着に入った。

2月23日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（14戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず12着に敗れた。