プリムラシチー（2003年生、母ツルマルザクラ）

プリムラシチー（2003年4月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「花の名＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時8歳）と交配したツルマルザクラが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）駿河牧場。戦績は、中央平地21戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

友駿ホースクラブ愛馬会にて総額1,400万円（2.8万×500口）で一口馬主が募集された。

宮本博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

7月3日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 小雨/稍重）に出走。馬体重は418kg。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

8月6日、中4週で迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

3歳（2006年）

3月4日、約7か月の休養明けで迎えた3戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

5月13日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天授のガッツでゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。

6月11日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、4着を確保した。

7月2日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝2400m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、ヒカリクロメートに交わされて1馬身半差の2着となった。

7月29日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したティアラプリンセスを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月27日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のトウカイメガミに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月26日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田竜二騎手（6戦1勝）。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

4歳（2007年）

1月6日、中5週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で和田竜二騎手（7戦1勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた11戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

4月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい12着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた13戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月26日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（8戦1勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

11月4日、約5か月半の休養明けで迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の檜原湖特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（9戦1勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

11月23日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（10戦1勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

5歳（2008年）

5月18日、約6か月の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（11戦1勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた18戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝2000m 小雨/良）に出走。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

7月20日、中6週で迎えた19戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい18着に敗れた。

10月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた20戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

12月14日、中8週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた21戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。