ヒカリクロメート（2003年生、母クリスタルデュー）

ヒカリクロメート（2003年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋金属の種類」。毛色は鹿毛。種牡馬のヴィクトリースピーチ（当時10歳）と交配したクリスタルデューが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）中川牧場。戦績は、中央平地10戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

清水久雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

12月11日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は502kg。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた2戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

3歳（2006年）

2月26日、中8週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に敗れた。

3月19日、中2週で迎えた4戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/重）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

4月16日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、伸びてきたアラビックリーダー決め手に屈してクビ差の2着となった。

5月6日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入った。

5月27日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田嶋翔騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた8戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都芝2400m 外回り曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るプリムラシチーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月13日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下の富良野特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたケイエスジェネラス決め手に屈してハナ差の2着となった。