ガイアカサノヴァ（2006年生、母タイキブーケ）

ガイアカサノヴァ（2006年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のエイシンサンディ（当時13歳）と交配したタイキブーケが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は水丸牧場。戦績は、地方17戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年のセプテンバー賞(一般B3三)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、水丸牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、水丸牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、千葉正人によって157.5万円で落札された。

阪本一栄厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2009年）

4月24日、デビュー戦は坂井英光騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は502kg。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るソリッドハートを次元の違う末脚で交わし去り、最後は8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月13日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、伸びてきたワイエスパンチ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6月24日、中5週で迎えた3戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したケイアイカミノモトに3/4馬身届かず2着に敗北した。

7月20日、中3週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ブラオヴァルトにハナ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2010年）

2月4日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた5戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（大井ダート1500m 内回り晴/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマンガンオペラオーをクビ差振り切って休み明けの一戦をモノにした。

3月2日、中3週で迎えた6戦目は、一般C1七 C2五（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柏木健宏騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

4月5日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、一般C2六七（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で柏木健宏騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のヒカルホクレアに3馬身の差をつけて制した。

4月20日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、たて座特別（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柏木健宏騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒカルホクレアに8馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

5月21日、中3週で迎えた10戦目は、練馬区特別（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で柏木健宏騎手（5戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワールドベアハートに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月27日、中4週で迎えた11戦目は、ムーンビーチ賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で柏木健宏騎手（6戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた12戦目は、東京サマーランド賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で柏木健宏騎手（7戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

8月13日、中4週で迎えた13戦目は、ペリドット賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で柏木健宏騎手（8戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

9月2日、中2週で迎えた14戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、セプテンバー賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のティーンチャーチをアタマ差振り切って6勝目を手にした。

9月15日、中1週で迎えた15戦目は、アーバンステージ長月賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた16戦目は、スポーツニッポン賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

5歳（2011年）

5月9日、約7か月の休養明けで迎えた17戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、トゥインクルオープニング賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に敗れた。