ウルクラフト（2016年生、母ウミラージ）

ウルクラフト（2016年2月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「根源的な力(独)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時14歳）と交配したウミラージが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2019年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額4,400万円（110万×40口）で一口馬主が募集された。

吉村圭司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

10月13日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は412kg。17頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るキュールエサクラを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

12月23日、中9週で迎えた2戦目は、2歳500万下の千両賞（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

3歳（2019年）

1月12日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下の白梅賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦1勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

7月28日、約6か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で松山弘平騎手（3戦1勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシュリをクビ差振り切って休養明け初戦を物にした。

11月30日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上2勝クラスの再度山特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松山弘平騎手（4戦2勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた6戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのクリスマスキャロル賞（阪神芝1600m 外回り雨/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

4歳（2020年）

5月10日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上2勝クラス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（5戦2勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は力尽きて12着に敗れた。

7月4日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの松島特別（福島芝1800m 曇/重）に出走。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

8月16日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

10月17日、中8週で迎えた10戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

12月19日、中8週で迎えた11戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの再度山特別（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

5歳（2021年）

2月14日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの太宰府特別（小倉芝1800m 小雨/良）に出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

4月25日、中9週で迎えた13戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの福島放送賞（新潟芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

7月3日、中9週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの松島特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

8月28日、中7週で迎えた15戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの西海賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。