キュールエサクラ（2016年生、母インコグニート）

Coeur et Sakura

2016.02.12

キュールエサクラ（2016年2月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「心(仏)+桜」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時18歳）と交配したインコグニートが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。主な勝ち鞍は2021年の山陽特別(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

中内田充正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

10月13日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。17頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、ウルクラフトに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

3歳（2019年）

1月20日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 小雨/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のブールバールに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

2月16日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都芝1400m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のビックピクチャーに1馬身3/4の差をつけてファンの高評価に応えた。

3月10日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

9月22日、約6か月半の休養明けで迎えた5戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの甲東特別（阪神芝1600m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

4歳（2020年）

11月21日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの瀬戸内海特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

5歳（2021年）

4月17日、約5か月の休養明けで馬体重を前走からさらに28kg増やして迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの千種川特別（阪神芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず最後はピースマインドと並んで5着同着となった。

5月2日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラスの山陽特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のゴールドティアに1馬身3/4の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

5月29日、中3週で迎えた9戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの志摩ステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

7月24日、中7週で迎えた10戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのTVh杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って12着に敗れた。

9月4日、中5週で迎えた11戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの日高ステークス（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

デビュー前

中尾秀正厩舎（栗東）へ入厩。

12月19日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、3歳以上3勝クラスの六甲アイランドステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。14頭立ての10番ゲートからスタート。競走除外となった。