ゴールドティア（2017年生、母ヒストリックスター）

ゴールドティア（2017年3月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「世界一美しい星空に与えられる称号。母系より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時16歳）と交配したヒストリックスターが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳1勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額6,000万円（15万×400口）で一口馬主が募集された。

池添学厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

7月20日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 曇/重）に出走。馬体重は454kg。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

11月24日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のヒルノエドワードに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2020年）

2月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳1勝クラスのこぶし賞（京都芝1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず3着に敗れた。

3月28日、中5週で迎えた4戦目は、L.ヒューイットソン騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳1勝クラスの君子蘭賞（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

5月17日、中6週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳1勝クラス（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のクラヴェルに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月27日、中5週で迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラスの京橋特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

10月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラス（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの国立特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で北村友一騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

4歳（2021年）

2月14日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

5月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラスの山陽特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったキュールエサクラに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月27日、中7週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの舞子特別（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

9月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの2001メモリアルジャングルポケットカップ（中山芝2000m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

11月21日、中8週で迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

5歳（2022年）

1月15日、中7週で迎えた14戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの響灘特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るスマートアリエルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

3月5日、中6週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの上総ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

4月24日、中6週で迎えた16戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの甲南ステークス（阪神ダート2000m 曇/稍重）に出走。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したレザネフォールにクビ差届かず2着となった。

6月19日、中7週で迎えた17戦目は、3歳以上3勝クラスのオークランドサラブレッドレーシングトロフィー（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

11月12日、約5か月の休養明けで迎えた18戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの堺ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず13着に敗れた。

6歳（2023年）

1月22日、中9週で迎えた19戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの豊前ステークス（小倉ダート1700m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず最後はモズピンポンと並んで11着同着となった。

2月12日、中2週で迎えた20戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの茨木ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

2023年2月15日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。