オーゴンプリンス（2000年生、母エンジェルミカ）

オーゴンプリンス（2000年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「黄金＋王子」。毛色は鹿毛。種牡馬のホリスキー（当時21歳）と交配したエンジェルミカが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は高橋義浩。戦績は、中央平地27戦1勝2着1回、中央障害2戦0勝、地方5戦2勝2着2回。2002年の北海道2歳優駿(G3)で2着に入った他、2002年のサンライズカップ(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤隆志厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2002年）

8月8日、デビュー戦は川島洋人騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は482kg。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のタイガーハヤテに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月5日、中3週で迎えた2戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ32歳（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったビーズニーズから半馬身差の2着に敗北した。

9月29日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で川島洋人騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

10月16日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のサンライズカップ（門別ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のローズパレードに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月14日、中3週で迎えた5戦目は、2歳G3の北海道2歳優駿（門別ダート1800m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は川島洋人騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったブラックミラージュからクビ差の2着に甘んじた。

12月25日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、2歳G1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

3歳（2003年）

3月1日、中8週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 雨/重）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

4月6日、中4週で迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの伏竜ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

5月3日、中3週で迎えた9戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

6月1日、中3週で迎えた10戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの駒草賞（東京芝2000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

7月6日、中4週で迎えた11戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた12戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の岩室特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた13戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の塩沢特別（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた14戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた15戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の野分特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1400m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の狭山湖特別（東京ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は梶晃啓騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

4歳（2004年）

5月15日、約7か月の休み明けで迎えた18戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の鎌倉特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はバテてしまい14着に終わった。

7月4日、中4週で迎えた20戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったテイエムハートオーにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

7月11日、連闘で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は梶晃啓騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のドンカルロスに1馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

10月10日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天王山特別（京都ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（5戦1勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の與杼特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（6戦1勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（7戦1勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

12月25日、中2週で迎えた29戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の高砂特別（阪神ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず12着に終わった。

5歳（2005年）

1月16日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（8戦1勝）。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

2月13日、中3週で迎えた31戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

10月30日、約8か月半の休養明けで迎えた32戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（9戦1勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月11日、中5週で迎えた33戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（10戦1勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6歳（2006年）

6月18日、約6か月半の休養明けで迎えた34戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の大山崎特別（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。