ブイヤマト（1999年生、母ロマンスレディー）

ブイヤマト（1999年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のウォーニング（当時14歳）と交配したロマンスレディーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は山岡ファーム。戦績は、中央平地33戦6勝2着1回。2004年の栗東ステークス(オープンハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山岡ファームから「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって840万円で落札された。

池添兼雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

6月1日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。18頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

6月16日、中1週で迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で大外17番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた3戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、勝ったスナークチーチャンに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

7月28日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、苛烈なペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のウォーターディーバに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

8月18日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の九重特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小池隆生騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入った。

9月21日、中4週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた8戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた9戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の伏拝特別（福島芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた10戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシュウザンジョオーに1馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

4歳（2003年）

8月16日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では少しずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のスターペスキサコを3/4馬身振り切って3勝目をつかんだ。

9月13日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の夙川特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（6戦2勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の箕面特別（阪神ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（7戦2勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

10月26日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の天王山特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で池添謙一騎手（8戦2勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

11月1日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた16戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で池添謙一騎手（9戦2勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

11月23日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた17戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（10戦2勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた19戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るニシノツルギを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

5歳（2004年）

1月5日、中1週で迎えた20戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた21戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の秋吉台特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のレオカーディナルを半馬身振り切って5勝目を手に入れた。

1月31日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（11戦2勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

2月22日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の山城ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦1勝）。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

2月29日、連闘で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のなにわステークス（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（12戦2勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上1600万下のブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（13戦2勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4月18日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上1600万下の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（2戦1勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦でオープンの栗東ステークス（京都ダート1200m 小雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は小池隆生騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るバリオスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて6勝目をマークした。

6歳（2005年）

1月9日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた28戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のガーネットステークス（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

2月12日、中4週で迎えた29戦目は、ハンデ戦でオープンのすばるステークス（京都ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は小池隆生騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた30戦目は、G3の阪急杯（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた31戦目は、G1の高松宮記念（中京芝1200m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（5戦1勝）。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦でオープンの福島民報杯（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

5月15日、中4週で迎えた33戦目は、ハンデ戦でオープンの栗東ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小池隆生騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。