セイウンニムカウ（2002年生、母プロミストーク）

セイウンニムカウ（2002年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋向かう。青雲に向って走れ」。毛色は鹿毛。種牡馬のカーネギー（当時11歳）と交配したプロミストークが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は折手牧場。戦績は、中央平地18戦2勝2着2回、地方1戦0勝。2004年の京王杯2歳ステークス(G2)で3着に入った他、2005年のアーリントンカップ(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

6月26日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は466kg。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったマスカットワインに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月18日、中2週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。5頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のシャコーサクセスに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月11日、中7週で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

10月31日、中3週で迎えた5戦目は、2歳500万下のくるみ賞（東京芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のガッツで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のマイネルエザットに2馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

11月13日、中1週で迎えた6戦目は、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

12月12日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

3歳（2005年）

2月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したビッグプラネットを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

4月9日、中5週で迎えた9戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

5月8日、中3週で迎えた10戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月8日、約5か月の休養明けで迎えた11戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のアイルランドトロフィー（東京芝1600m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

11月20日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上1600万下の奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい13着に敗れた。

4歳（2006年）

3月4日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、4歳以上1600万下の心斎橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

3月12日、連闘で迎えた15戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のサンシャインステークス（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を5馬身以上保って、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

4月15日、中4週で迎えた16戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の難波ステークス（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を5馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

7月22日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の火打山特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の長岡特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

9月13日、中5週で迎えた19戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のオータムカップ（笠松ダート1900m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。