バゴラグーン（2011年生、母オレンジピール）

バゴラグーン（2011年5月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「父名＋サンゴ礁によって形成される海面」。毛色は栗毛。種牡馬のバゴ（当時10歳）と交配したオレンジピールが18歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方25戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2015年の3歳以上C4-3。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、森田謙一によって1,732.5万円で落札された。7歳のとき、萩沢俊雄から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、本桐牧場によって86.4万円で落札された。

尾関知人厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

4月13日、デビュー戦は黛弘人騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は400kg。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた2戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいいところがなく16着に終わった。

6月18日、中6週で馬体重を前走から32kg増やして迎えた3戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、日高町ちろろルピガーデン賞（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったワールドスローンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月1日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上C4-6（門別ダート1000m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のアイキャンドウに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月17日、中1週で迎えた5戦目は、ひまわりの町ほくりゅう賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったヤマイチローガンにねじ伏せられて6馬身差の2着に敗北した。

8月7日、中2週で迎えた6戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、えりも町追分峠賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

8月14日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、Aiba静内祭賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたバンブーカッサーノ決め手に屈してクビ差の2着となった。

9月3日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、なかしべつ養老牛温泉賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた9戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた10戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

10月9日、連闘で迎えた11戦目は、日高山脈ペンケヌーシ岳賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（5戦1勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり5着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた12戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、えりも町悲恋沼賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月6日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月11日、連闘で迎えた14戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したニシケンコジロウに半馬身届かず2着に敗北した。

4歳（2015年）

4月23日、約5か月半の休み明けで迎えた15戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のスターブリーズに3馬身の差をつけて休養明け初戦を制した。

5月13日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた17戦目は、新冠町サラブレッド銀座賞（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C32 C41（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で黒沢愛斗騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり5着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で黒沢愛斗騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で黒沢愛斗騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた21戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、鬼のイチオシ!登別ブランド賞（門別ダート1700m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた22戦目は、浦河町ソガベツの滝賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

8月20日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、Aiba静内祭特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桜井拓章騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

9月2日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた24戦目は、新ひだか町真歌山展望台賞（門別ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桜井拓章騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた25戦目は、びらとり和牛賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（6戦1勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた26戦目は、すながわスイートロード賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（7戦1勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上C32 C41（門別ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（8戦1勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。