ミツカネマジック（2014年生、母マジックポーションⅡ）

ミツカネマジック（2014年2月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時8歳）と交配したマジックポーションⅡが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）秋田牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方15戦1勝。主な勝ち鞍は2017年の木下智史金沢競馬で成るか三度目の正直記念(B6)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、秋田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。2歳のとき、秋田牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、オヤマダホールディングスによって453.6万円で落札された。

本間忍厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

11月19日、デビュー戦は黛弘人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝2000m 雨/稍重）に出走。馬体重は468kg。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く最後はチェリートリトンと並んで9着同着となった。

3歳（2017年）

1月14日、中3週で迎えた3戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 小雪/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

2月13日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた5戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

3月4日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

4月9日、中4週で迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝2000m 雨/重）に出走。17頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

6月18日、中3週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた10戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の木下智史金沢競馬で成るか三度目の正直記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアルミランテに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月2日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の神田七歩生誕約1周年記念（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

7月9日、連闘で迎えた12戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

8月15日、中4週で迎えた13戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、3歳B3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

8月22日、連闘で迎えた14戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦0勝）。5頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた15戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

9月12日、連闘で迎えた16戦目は、3歳戦のルカチン・パロチャン結婚25周年記念（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は青柳正義騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

4歳（2018年）

1月17日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた17戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C14（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた18戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた19戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた20戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた21戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた22戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は友森翔太郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた23戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた24戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。