ミラビリア（2015年生、母タニノエクセレント）

ミラビリア（2015年3月31日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「驚異的、奇跡(ラテン語)。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のマツリダゴッホ（当時12歳）と交配したタニノエクセレントが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。主な勝ち鞍は2019年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額880万円（2.2万×400口）で一口馬主が募集された。

中舘英二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

11月5日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月23日、中6週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3歳（2018年）

1月21日、中3週で迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、生得の持久力で渋太く粘り続けて、最後は2着のアポロアミに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月18日、中3週で迎えた4戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

4月14日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に敗れた。

7月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/重）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

7月28日、中2週で迎えた7戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って10着に終わった。

9月23日、中7週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は木幡育也騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

11月10日、中6週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡育也騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

4歳（2019年）

1月19日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

3月10日、中6週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1400m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

4月6日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

4月13日、連闘で迎えた13戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のビジョッテを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

7月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの天の川賞（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた15戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの月岡温泉特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

10月6日、中9週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの菅名岳特別（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

5歳（2020年）

1月25日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの響灘特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上2勝クラスの早鞆特別（小倉ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では全く伸びず16着に終わった。

5月24日、約3か月の休み明けで迎えた19戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月28日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、東京カップけやき賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアドマイヤメテオに6馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

11月14日、中6週で迎えた22戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの摩耶ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。

12月20日、中4週で迎えた23戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

6歳（2021年）

3月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月8日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金子光希騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、勝ったアーバンキッドから2馬身半差の2着に敗北した。

5月30日、中2週で迎えた26戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 小雨/稍重）に出走。鞍上は金子光希騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のカズマークセンに半馬身の差をつけて制した。

9月25日、中4週で迎えた28戦目は、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。