カズマークセン（2016年生、母ディヴィナプレシオーサ）

カズマークセン（2016年1月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時14歳）と交配したディヴィナプレシオーサが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

1歳のとき、追分ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、雅苑興業によって1億368万円で落札された。

西浦勝一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

10月27日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。馬体重は502kg。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

3歳（2019年）

2月17日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月9日、中2週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったヒーリングマインドに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月13日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のシャイニープレットを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

11月10日、約7か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

12月21日、中5週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝2600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

4歳（2020年）

1月18日、中3週で迎えた8戦目は、O.マーフィー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 小雪/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったフラテルニテに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

2月15日、中3週で迎えた9戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1900m 曇/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

5月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた11戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るペプチドオーキッドを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて2勝目をマークした。

9月20日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの小牧特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

5歳（2021年）

3月20日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの淡路特別（阪神芝2600m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

4月11日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた14戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの印西特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

5月2日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた15戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの魚野川特別（新潟芝2000m 外回り曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

6月5日、中4週で迎えた16戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝3000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森一馬騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったミラビリアから半馬身差の2着となった。

11月3日、中9週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた18戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、「2024春北陸新幹線県内全線開業」賞（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた19戦目は、ネットで買うなら楽天競馬!特別（金沢ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木太一騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた20戦目は、機具岩特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木太一騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた21戦目は、地方重賞の中日杯（金沢ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木太一騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。