スマートエルサ（2018年生、母デアリングワールド）

スマートエルサ（2018年2月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+ギリシア神話の女神の名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時15歳）と交配したデアリングワールドが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内山田牧場。主な勝ち鞍は2021年の3歳。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

1月9日、デビュー戦は斎藤新騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

4月4日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

6月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤新騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

7月31日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート800m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のトーセンエドワードに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月22日、中2週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた5戦目は、3歳（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のネロリビガラードに1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月20日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦の土佐硯特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月1日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた7戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の115.9万円以下（大井ダート1200m 曇/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

11月18日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた8戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の122.5万円以上（大井ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

4歳（2022年）

5月20日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた10戦目は、池谷匠翔騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のホシノウチカケを半馬身振り切って久方ぶりの実戦を制した。

6月16日、中3週で迎えた11戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池谷匠翔騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた12戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で池谷匠翔騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、ニジトタルトに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月4日、中3週で迎えた13戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で池谷匠翔騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ザワールドにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月26日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で池谷匠翔騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

9月14日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で池谷匠翔騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

10月14日、中3週で迎えた16戦目は、下野賞（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で池谷匠翔騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

5歳（2023年）

3月2日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた17戦目は、一般C3三四五（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で池谷匠翔騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

4月6日、中4週で迎えた18戦目は、スズメ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で池谷匠翔騎手（8戦1勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

5月16日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、オオタカ賞（川崎ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で池谷匠翔騎手（9戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

6月16日、中3週で迎えた20戦目は、トンビ賞（川崎ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で池谷匠翔騎手（10戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた21戦目は、トウザヨリ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で池谷匠翔騎手（11戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

7月29日、中3週で迎えた22戦目は、ヒラマサ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で池谷匠翔騎手（12戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた23戦目は、クロカジキ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で池谷匠翔騎手（13戦1勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず3着に敗れた。