アヴニールドブリエ（2020年生、母レーヌドブリエ）

アヴニールドブリエ（2020年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「輝く未来(仏)。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時10歳）と交配したレーヌドブリエが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者はレイクヴィラファーム。2023年のプリンシパルステークス(オープン)で2着に入った他、2023年のすみれステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

宮田敬介厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

8月21日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝2000m 晴/稍重）に出走。馬体重は510kg。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり3着に敗れた。

10月9日、中6週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のヴァイルマティに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2023年）

1月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、T.バシュロ騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキミノナハマリアに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

2月25日、中6週で迎えた4戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず3着に敗れた。

5月6日、中9週で迎えた5戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したパクスオトマニカを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラスのライラック賞（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

11月26日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、T.マーカンド騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのアーモンドアイメモリアル（東京芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、4着に終わった。

4歳（2024年）

1月14日、中6週で迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月23日、中7週で迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1800m 小雨/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味光る末脚を披露したが、4着に終わった。

5月5日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた12戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの調布特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

11月10日、約6か月の休養明けで迎えた13戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。