スパークリシャール（2021年生、母スパークオンアイス）

スパークリシャール（2021年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名の一部+人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のスワーヴリチャード（当時7歳）と交配したスパークオンアイスが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2023年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

小島茂之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

7月16日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は470kg。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったマーゴットソラーレに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

8月19日、中4週で迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるセットアップを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月24日、中4週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、テリオスサラに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月8日、中1週で迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のツルマウカタチを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2024年）

2月10日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

3月2日、中2週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るベストオブユーを豪脚で3/4馬身差し切って優勝

4月6日、中4週で迎えた7戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は浜中俊騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

5月5日、中3週で迎えた8戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。