ピアティアラ（1991年生、母Lady Capulet）

Pia Tiara

1991.03.21

ピアティアラ（1991年3月21日）は、アイルランドで生まれ、日本で調教された競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のSadler's Wells（当時10歳）と交配したLady Capuletが18歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地10戦1勝。主な勝ち鞍は1993年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1993年）

11月13日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 雨/良）に出走。馬体重は486kg。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のマチカネアレグロを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

12月26日、中3週で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

3歳（1994年）

1月30日、中4週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた5戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の春菜賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

3月27日、中4週で迎えた6戦目は、4歳500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

4歳（1995年）

1月16日、約10か月の休み明けで迎えた7戦目は、酒井健二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で酒井健二騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

4月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、5歳以上500万下の土湯特別（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井健二騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下の岩谷特別（福島芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井健二騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。