エマージングライト（2000年生、母ノルトショウリ）
Emerging Right
2000.04.07
エマージングライト（2000年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「右上がり、上り調子」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダミスター（当時18歳）と交配したノルトショウリが17歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は森田 芳男。戦績は、中央平地1戦0勝、地方36戦10勝2着5回。2003年の北関東弥生賞(地方重賞)に勝利した他、2003年の青峰賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
川嶋弘吉厩舎（高崎）へ入厩。
2歳（2002年）
10月12日、デビュー戦は水野貴史騎手を鞍上に据えて、2歳（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のピーチヨークンに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。
11月2日、中2週で迎えた2戦目は、2歳500万下の百日草特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦1勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。
11月16日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦の雷電特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のクリルドルフをハナ差制して2勝目を奪取した。
3歳（2003年）
1月12日、中7週で迎えた4戦目は、3歳戦の春駒特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴史騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のキョクイチダーリンをクビ差制して3勝目を手に入れた。
1月26日、中1週で迎えた5戦目は、鈴木正騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の青峰賞（高崎ダート2000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のケイドリームに6馬身の差をつけて4勝目をマークした。
2月11日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のチューリップ特別（宇都宮ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は水野貴史騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のオギドリームホークに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
2月23日、中1週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の北関東弥生賞（足利ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のシルバーギャロップに1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。
4歳（2004年）
10月11日、約20か月の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた8戦目は、オパールカップ（高崎ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（6戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。
10月25日、中1週で迎えた9戦目は、オクトーバー特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木正騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。
11月15日、中2週で迎えた10戦目は、ビッグバンド特別（宇都宮ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（7戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。7着に敗れた。
5歳（2005年）
4月29日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったマジックリガードにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。
5月20日、中2週で迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、リュウフブキにアタマ差交わされて2着に甘んじた。
6月12日、中2週で迎えた13戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトウカイコメットに約15馬身の大差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。
7月4日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2二三（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（8戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のディーエスライナーに1馬身半の差をつけて8勝目を挙げた。
11月28日、約5か月の休み明けで迎えた15戦目は、一般C1七八（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。
12月21日、中2週で迎えた16戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C1八（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。
6歳（2006年）
1月2日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。
1月25日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2三四（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。
2月7日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2二三（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は水野貴史騎手（9戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったサイレントハナに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。
2月22日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2三四（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（10戦6勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。
3月6日、中1週で迎えた21戦目は、岩槻城特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（11戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルカグランドを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて9勝目を奪取した。
7月3日、約4か月の休み明けで迎えた22戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴史騎手（12戦7勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。
7月21日、中2週で迎えた23戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。
8月4日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（13戦7勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、勝ったエフケービジェイを3/4馬身捉え切れず2着となった。
8月21日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（14戦7勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。
9月7日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1五 C2二（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。
9月25日、中2週で迎えた27戦目は、一般C1五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（15戦7勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。
10月9日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1六七（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（16戦7勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。
10月31日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、一般C1五（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（17戦7勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、4着を確保した。
11月21日、中2週で迎えた30戦目は、一般C1六（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴史騎手（18戦7勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。
7歳（2007年）
5月30日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた31戦目は、一般C2五六（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で水野貴史騎手（19戦7勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、キャプチャーパワーにアタマ差交わされて2着となった。
6月20日、中2週で迎えた32戦目は、一般C2四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で水野貴史騎手（20戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。
7月16日、中3週で迎えた33戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。
8月6日、中2週で迎えた34戦目は、一般C2三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（21戦7勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。
8月23日、中1週で迎えた35戦目は、アペックス賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（22戦7勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグラナータに1馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。
9月10日、中2週で迎えた36戦目は、月見草特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（23戦8勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。
9月26日、中1週で迎えた37戦目は、新涼特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴史騎手（24戦8勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。