メイスンシンデレラ（2004年生、母タカラミア）

メイスンシンデレラ（2004年2月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋物語の登場人物」。毛色は栗毛。種牡馬のスクワートルスクワート（当時6歳）と交配したタカラミアが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は木村牧場。戦績は、中央平地16戦2勝2着3回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

5月6日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は432kg。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力でジリジリと辛抱強く粘り込んで、最後は2着のフラッシュダンスをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

5月27日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のこでまり賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって17着に終わった。

10月27日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた3戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1000m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は田中博康騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

12月1日、中4週で迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

4歳（2008年）

1月5日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、アルコイリスにクビ差交わされて2着となった。

1月26日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

3月8日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で津村明秀騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、ソーマサイトに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月29日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で津村明秀騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

4月27日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で津村明秀騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

5月29日、中4週で迎えた10戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、マルチスピリット特別（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

11月1日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（6戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、インプリシットに半馬身交わされて2着となった。

11月15日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（7戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のマイティーキラーに2馬身半の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

5歳（2009年）

1月4日、中6週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（8戦1勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

2月15日、中5週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は田中博康騎手（2戦1勝）。17頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい17着に終わった。

8月16日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の羊ヶ丘特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天与の闘志で諦めることなく走り切り、5着を確保した。

9月13日、中3週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の初風特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田中博康騎手（3戦1勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた17戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の平ヶ岳特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを5馬身以上保って、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。