クインズヴィーナス（2013年生、母ハギノスプレンダー）

クインズヴィーナス（2013年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋金星」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハギノハイグレイド（当時17歳）と交配したハギノスプレンダーが18歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は村下明博。主な勝ち鞍は2017年の3歳以上C2 27。

経歴

デビュー前

西村真幸厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

2月7日、デビュー戦は藤懸貴志騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

4月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月15日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-6（門別ダート1600m 内回り晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた4戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

7月14日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上C4-6（門別ダート1200m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は小林靖幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C4-6（門別ダート1700m 雨/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で小林靖幸騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

8月30日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。11頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

9月8日、連闘で迎えた8戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したエイコオレクレールにクビ差届かず2着となった。

9月21日、中1週で迎えた9戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったヒロノストロングに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月5日、中1週で迎えた10戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

10月25日、連闘で馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に敗れた。

11月8日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた13戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

12月11日、中4週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた14戦目は、石本純也騎手を鞍上に迎えて、げに特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3 13（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石本純也騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月30日、連闘で迎えた16戦目は、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石本純也騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のクールフォルムに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2017年）

1月9日、中0週で迎えた17戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C3-6（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したミラーブルーナイトにクビ差届かず2着に甘んじた。

2月7日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

7月23日、約5か月半の休養明けで迎えた20戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は石本純也騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のシャンパンゴールドに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月20日、中3週で迎えた21戦目は、一般C2-10（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石本純也騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2-6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石本純也騎手（5戦2勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

9月10日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2ニ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で石本純也騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月18日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2-6（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で石本純也騎手（7戦2勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた25戦目は、伊尾木洞のシダ群落特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で石本純也騎手（8戦2勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

10月14日、中1週で迎えた26戦目は、四方竹のポン切り煮特別（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で石本純也騎手（9戦2勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた27戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 27（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウシノビに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月25日、中2週で迎えた28戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月5日、中0週で迎えた29戦目は、3歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸びを見せたが、勝ったコスモライジンにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

12月24日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は川島拓騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

5歳（2018年）

1月5日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。