トーホウバード（2012年生、母トーホウローマン）

トーホウバード（2012年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋鳥」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時18歳）と交配したトーホウローマンが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は竹島幸治。戦績は、中央平地15戦0勝2着1回、地方14戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年のメジロ特別。

経歴

デビュー前

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

7月27日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は424kg。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

8月30日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩みのないペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

9月28日、中3週で迎えた3戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に敗れた。

12月21日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1400m 晴/重）に出走。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、6着を確保した。

3歳（2015年）

1月24日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた5戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

4月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg絞って迎えた6戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

5月23日、中1週で迎えた8戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したブロンディジェニーに3/4馬身届かず2着となった。

6月13日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月1日、中3週で迎えた11戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、6着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた12戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

9月23日、中3週で迎えた13戦目は、八木直也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の☆みなみ☆誕生日おめでとう!（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で八木直也騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンフラワーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月20日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のメジロ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で八木直也騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のビービーボヌールに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月5日、中1週で迎えた16戦目は、栗きんとん賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で八木直也騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた17戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で八木直也騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

12月9日、中2週で迎えた18戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケイティユウユーに5馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

12月22日、中1週で迎えた19戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナーゴナーゴハツエを猛烈な末脚で半馬身差し切って圧倒的支持に応えた。

4歳（2016年）

1月1日、中0週で迎えた20戦目は、松竹梅特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したアカデミックドレスを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

1月18日、中1週で迎えた21戦目は、たき火賞（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトゥルーカラーズを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

2月14日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の巌流島特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず13着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた23戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず11着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

5月11日、中7週で迎えた25戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、薫風特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた26戦目は、草笛特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったフュージョンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6月16日、中2週で迎えた27戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、白百合特別（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた28戦目は、2016ひらつか七夕特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた29戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、城ヶ島特別（川崎ダート1500m 雨/良）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい10着に敗れた。