サンドチケット（1999年生、母サンドコロネット）

サンドチケット（1999年5月6日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のウイニングチケット（当時9歳）と交配したサンドコロネットが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田猛。戦績は、中央平地4戦0勝、地方18戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2003年の4歳以上C2。

経歴

デビュー前

二本柳俊一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

3月3日、デビュー戦は二本柳壮騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

6月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず16着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた4戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

4歳（2003年）

4月5日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた5戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

4月28日、中2週で迎えた6戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた7戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のキョウワノーブルをクビ差振り切って初白星を挙げた。

6月1日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニシノコーラルに6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月22日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアイドロップに4馬身の差をつけて3勝目を手にした。

7月26日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオーソクレーズに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月17日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

9月6日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

9月20日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた13戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキタノタイキを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月26日、中4週で迎えた14戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

12月22日、中7週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた15戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキョウワミラクルを捕まえ切れず、5馬身差の2着となった。

5歳（2004年）

1月4日、中1週で迎えた16戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したザチャンプマンを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

1月17日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川野幸治騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川野幸治騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川野幸治騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は山口勲騎手（5戦3勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川野幸治騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川野幸治騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。