エリモシェーバー（1994年生、母エリモバリテイ）

エリモシェーバー（1994年5月6日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時6歳）と交配したエリモバリテイが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）エクセルマネジメント。戦績は、中央平地42戦3勝2着8回。主な勝ち鞍は1998年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

伊藤修司厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

6月29日、デビュー戦は土肥幸広騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は450kg。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったウキウキに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

8月3日、中4週で迎えた2戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったアーバンカクテルに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月20日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田原成貴騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

10月25日、中4週で迎えた6戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマキシムドリームを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

11月15日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は田原成貴騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた8戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた9戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のスーパーペペをクビ差振り切って優勝

4歳（1998年）

2月7日、中7週で迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦1勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた11戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

9月26日、約7か月の休養明けで迎えた12戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた13戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

11月7日、中3週で迎えた14戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったシンイエローダイヤに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

11月28日、中2週で迎えた15戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

12月27日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のワンダーバリアンスを半馬身振り切って3勝目を獲得した。

5歳（1999年）

1月24日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたダイタクリッツ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

2月21日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上はO.ペリエ騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったエーピーハルコッチに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月14日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

4月18日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の御影特別（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（4戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

8月7日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた22戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のTVh賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下の摩周湖特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

9月11日、中2週で迎えた24戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下のサロマ湖特別（札幌芝1200m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったフェザンレーヴに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月26日、中1週で迎えた25戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のおおぞらステークス（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

11月28日、中8週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（6戦1勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったレインボーハルカに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月26日、中1週で迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（8戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6歳（2000年）

1月15日、中2週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（9戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

1月23日、連闘で迎えた30戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（10戦1勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

2月6日、中1週で迎えた31戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したレイレインに半馬身届かず2着となった。

2月19日、中1週で迎えた32戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（11戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月17日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた33戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の大倉山特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

10月28日、中5週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた34戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（12戦1勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた35戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた36戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

7歳（2001年）

1月6日、中2週で迎えた38戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた39戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3月3日、中5週で迎えた40戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

4月1日、中3週で迎えた41戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた42戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。