エーシンペースワン（2005年生、母オレゴンガール）

エーシンペースワン（2005年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋歩調＋１」。毛色は芦毛。種牡馬のエイシンプレストン（当時8歳）と交配したオレゴンガールが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方28戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は2010年の一般B4。

経歴

デビュー前

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

9月23日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

10月21日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

3歳（2008年）

1月19日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

3月16日、中4週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

4月19日、中4週で迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、非常に速いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

6月7日、中6週で迎えた8戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

8月30日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/稍重）に出走。18頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

9月23日、中2週で馬体重を前走からさらに13kg増やして迎えた11戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の萩特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたデルマレグルス決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

10月17日、中2週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた12戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のイチイの木特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

11月26日、中3週で迎えた14戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、一般B8（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた15戦目は、一般B7（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は高木健騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のクロビカリを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月29日、中2週で迎えた16戦目は、シクラメン特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

4歳（2009年）

1月7日、連闘で迎えた17戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、一般B4-7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた18戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は高木健騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた19戦目は、一般B8（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、コパノリュージンに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

5月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、一般B7（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は花本正三騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したトミノプリズムにハナ差届かず2着に惜敗した。

5月13日、中1週で迎えた21戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高木健騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた22戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

6月10日、中1週で迎えた23戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高木健騎手（7戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた24戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は花本正三騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、ゴールドカードに3/4馬身交わされて2着となった。

7月21日、中3週で迎えた25戦目は、一般B8（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月19日、中3週で迎えた26戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で花本正三騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

9月11日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた27戦目は、木曽川特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で花本正三騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた28戦目は、まねき馬倶楽部in笠松競馬（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で花本正三騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた29戦目は、一般B7（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で花本正三騎手（7戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

10月30日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた30戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で花本正三騎手（8戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて、最後は2着のパワーインパクトに1馬身半の差をつけて制した。

11月10日、中1週で迎えた31戦目は、もみじ特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で花本正三騎手（9戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ダイスケーズカラーにハナ差交わされて2着となった。

11月24日、中1週で迎えた32戦目は、一般B5（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で花本正三騎手（10戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ベートーヴェンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月15日、中2週で迎えた33戦目は、マックル賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で花本正三騎手（11戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

12月29日、中1週で迎えた34戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、シクラメン特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

5歳（2010年）

1月7日、連闘で迎えた35戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は花本正三騎手（12戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルサーブルに4馬身の差をつけて3勝目をマークした。

1月19日、中1週で迎えた36戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高木健騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた37戦目は、JAぎふ杯（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は花本正三騎手（13戦2勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた38戦目は、一般B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（14戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。