パイナップルキング（2013年生、母グレースポーラ）

パイナップルキング（2013年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「パイナップル＋王」。毛色は栗毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時21歳）と交配したグレースポーラが18歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は金球美。戦績は、中央平地7戦0勝、地方32戦4勝。主な勝ち鞍は2016年の玄己君誕生日記念。

経歴

デビュー前

1歳のとき、金球美から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、金球美から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ジャックによって303.48万円で落札された。

奥村武厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

6月20日、デビュー戦は伊藤工真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

11月7日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

12月12日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

3歳（2016年）

1月17日、中4週で迎えた4戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

2月20日、中4週で迎えた5戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

2月28日、連闘で迎えた6戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた7戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

4月14日、中4週で迎えた8戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の玄己君誕生日記念（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚研司騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビップピュアハートに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月9日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚研司騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

6月2日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚研司騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で大塚研司騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で大塚研司騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で大塚研司騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大塚研司騎手（7戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦の「久保善寛」記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で大塚研司騎手（8戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた17戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で大塚研司騎手（9戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた18戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で大塚研司騎手（10戦1勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた19戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で大塚研司騎手（11戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた20戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で大塚研司騎手（12戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた21戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C2 45（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で村松翔太騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

12月11日、連闘で迎えた23戦目は、3歳以上C2 18（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村松翔太騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C2 44（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村松翔太騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

4歳（2017年）

1月4日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で村松翔太騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

1月14日、中0週で迎えた26戦目は、4歳以上C2 18（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で村松翔太騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C2 42（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で村松翔太騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に終わった。

2月4日、連闘で迎えた28戦目は、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で村松翔太騎手（7戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

2月12日、連闘で迎えた29戦目は、4歳以上C2-30（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で村松翔太騎手（8戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

2月18日、連闘で迎えた30戦目は、4歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で村松翔太騎手（9戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C2 43（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で村松翔太騎手（10戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に終わった。

3月12日、連闘で迎えた32戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリーネアロッサに7馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月25日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C2 34（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く3着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のワインカラーに1馬身半の差をつけて3勝目を収める

4月30日、中2週で迎えた35戦目は、からあげもり山杯（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で長田進仁騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた36戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のキャメロンフラワーに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月28日、中1週で迎えた37戦目は、小満特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた38戦目は、入梅特選（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川島拓騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた39戦目は、風待月特選（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で川島拓騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。