ブランドイメージ（1990年生、母ダイナアレッジ）

ブランドイメージ（1990年4月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のシエルシユールドール（当時7歳）と交配したダイナアレッジが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地35戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は1995年の河北新報杯(900万下)。

経歴

デビュー前

小西登厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

5月2日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は462kg。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、4着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

7月10日、中3週で迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

7月31日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のピーコックブルーに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月6日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の八海山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

9月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、凄まじい末脚を炸裂させて、最後は2着のスワージェンマに1馬身3/4の差をつけて2勝目を手にした。

10月16日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた9戦目は、杉浦宏昭騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の六社特別（東京芝1800m 小雨/良）に出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた10戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の立冬特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のダービーボンバーを半馬身振り切って3勝目を掴み取った。

11月28日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦のウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝1800m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

4歳（1994年）

1月22日、中4週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の初富士ステークス（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に敗れた。

2月19日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の白富士ステークス（東京芝2200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

4月3日、中5週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の船橋ステークス（中山芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で中舘英二騎手（5戦1勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた16戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の晩春ステークス（東京芝1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手が足りず15着に終わった。

5月21日、中3週で迎えた17戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の府中ステークス（東京芝1600m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦のジューンステークス（東京芝2400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。

7月9日、中3週で迎えた19戦目は、安達太良ステークス（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

11月13日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の美浦特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

5歳（1995年）

3月4日、約3か月の休養明けで迎えた22戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’95グローバルカップ（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下（中山芝1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

4月8日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の隅田川特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（5戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下の八ヶ岳特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（6戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下の江の島特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の秋川特別（東京芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（7戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、伸びてきたスガノセカイイチ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

6月24日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の松島特別（福島芝1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は木幡初広騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したゲイリーミナレットを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月15日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上900万下の河北新報杯（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（8戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスピードアイリスを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って久しぶりに美酒を浴びた。

8月6日、中2週で迎えた30戦目は、G3の関屋記念（福島芝1700m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（9戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

9月23日、中6週で迎えた31戦目は、ハンデ戦のセプテンバーステークス（中山芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（10戦1勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

12月24日、約3か月の休養明けで迎えた32戦目は、’95フェアウェルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高山太郎騎手（11戦1勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

6歳（1996年）

1月13日、中2週で迎えた33戦目は、ジャニュアリーステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高山太郎騎手（12戦1勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた34戦目は、白嶺ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高山太郎騎手（13戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた35戦目は、ハンデ戦の白富士ステークス（東京芝2200m 雪/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で高山太郎騎手（14戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。